TEDOMのガスコージェネレーション技術で、発電と同時に発生する熱を有効活用。エネルギー効率を最大化し、CO2排出量を削減する次世代エネルギーシステムをご提供します。
TEDOM社は1991年にチェコで設立され、20年以上にわたりガスコージェネレーションユニットを製造してきた実績を持つメーカーです。TEDOMのコジェネレーションユニットは、天然ガス(LNG)やバイオガスなどの気化燃料から電力と熱を同時に生成するシステムで、高いエネルギー効率を実現します。
TEDOMは環境負荷の低減に注力しており、特にバイオマスを原料としたバイオガスを燃料として稼働する設備を提供しています。現在は出力7kWから大規模なものでは10MWレベルまで対応する幅広いラインナップを取り揃えています。
TEDOMのCHPユニット(Combined Heat and Power:熱電併給)は、電力を生成すると同時に発生する熱を給湯、蒸気や空調システムに活用することができるため、従来の発電方式と比較して非常に高いエネルギー効率を実現します。これにより、燃料使用量とCO2排出量の大幅な削減が可能です。
TEDOMのCHPユニットはこれまでに世界中で10,000台以上が稼働しており、欧州だけでなく世界各国で広く採用されています。チェコ、ドイツ、ポーランド、スロバキア、アメリカ、イギリス、カザフスタンなど、6カ国に直接の拠点を持ち、世界中のパートナーとともにグローバルなサービスネットワークを構築しています。
高品質な自社製エンジンの開発・製造を行うとともに、MWM、Liebherr、Kubota、MANなどの著名なメーカーのエンジンを使用したCHPユニットも提供しています。ISO 9001およびISO 14001認証を取得し、厳格な品質管理と環境に配慮した生産を行っています。
また、TEDOM社は2024年11月にヤンマーホールディングス株式会社の100%子会社となっており、同社の製品力の高さが業界大手のヤンマー社の株式取得の背景となっています。
TEDOMのCHPユニットは95%以上の総合効率を実現します。水冷式発電機を採用し、追加の凝縮熱交換器を使用すれば効率は100%を超えることも可能です。これにより、燃料の使用量を最大で70%削減できます。
天然ガスの低CO2排出特性とコジェネレーション技術の高効率により、従来の発電方式と比較してCO2排出量を大幅に削減します。また、バイオガス、下水ガス、埋立地ガス、鉱山ガスなどの再生可能エネルギー源にも対応しており、持続可能なエネルギー生産に貢献します。
TEDOMのCHPユニットは、小型の20-50kWのMICROシリーズから、中型の80-200kWのCENTO、260-530kWのFLEXI、大型の600-4500kWのQUANTOシリーズまで、幅広い出力範囲をカバーしています。あらゆる施設規模のニーズに対応可能です。
TEDOMは世界中に広がるサービスネットワークを持ち、数十のサービスセンターと数百人の専門技術者を擁しています。中央倉庫にはほぼすべての交換部品が在庫され、24時間365日のリモート監視システムにより、CHP設備の稼働状況を常時監視。故障時には迅速な対応が可能です。